私は2次救急の大学病院で新人から5年目まで働きました。部署異動もあり、2つの部署を経験することができました。5年目で退職後はクリニックや企業などを掛け持ちして働いています。転職活動をしようとしたときに感じたことや、クリニックや企業で働き始めて大学病院で働いてよかったと感じたことをまとめたいと思います。

①教育体制がしっかりしている

 一番はこれだと感じています。大学4年生の時にどこにしようか悩んでいたときに、まず最初に基礎をしっかりと学べるところにしたいなあと漠然と考えていました。その中で自分が続けていけそうな病院を探しました。
私の勤めていた大学病院は新人教育からその後の看護教育の体制が整っていました。そのため、新人のときには安全に対することや、マナー教育・理学療法士さんから腰痛を予防するための講座・薬剤師さんから薬剤についてなどのを学んできました。病院という特徴から、針刺し事故や感染症を広めないための感染に関することや医療安全についての講義がありました。
 1年目のときの新人教育が終了後の2年目以降も教育プランがしっかりと組み立てられています。そのため、段々と看護師として考えが広がり深まるような仕組みになっていました。2年目の研修で取り組んだものが次の研修でより深くやることもありました。
 病院内で働いていた時には特に感じませんでしたが、他のところで働くようになって自分が教育課程を受けてきてよかったと感じたことがありました。例えば、クリニックで働いているときに他のスタッフと共通認識をもち働くことができる点です。これは、新人のときからの教育によって培ってきた医療職としての認識が一緒であるということです。もちろん、働く場所それぞれにやり方があると思います。しかし、ベースとなる部分は一緒だなと感じました。

②部署異動ができるため、自分に合う部署か考えらる

 病院内には、さまざまな部署があります。そのため、1つの部署のみでなく他を経験することができます。例えば、病棟から集中治療室に異動したり、救急室から病棟に異動するなどさまざまなパターンがあります。
異動するかしないかはそれぞれだとは思いますが、自分に合わないなと感じたらすぐに辞めるという選択肢ではなく異動して考えてみてから、再度考えてみても遅くないのではないかと思います。

③新人教育にも関わることができた

 自分が新人教育に携わるとは全く予想もしていなかったのですが、結果的にはやってよかったと心からおもいます。新人を育てるのみでなく、自分も新人に学ぶことがたくさんあり育ててもらったと感じています。同じ病院で続けてきたからこそできた経験だったとおもいます。

④履歴書の反応が良い傾向にある

 3年目という節目で辞める人が多い中、5年目まで続けたということで他のところで働きたいとなったときもよい風に捉えてもらえることがあります。

⑤自信になる

 がんばって5年間続けたなと思っています。もちろん、それ以上ずっと続けている人もいます。でも、続けることって簡単じゃなとおもうと、自分を少し褒めてあげてもいいのかなた感じています。だから、次にやりたいこととかあったとしても無駄にならない5年間だったと感じています。フレッシュな時期に最大限に吸収して学べました。この土台をベースとしてこれから新しいものを積み重ねていきたいと思います。

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