新人教育をしていたときの経験から、新人と一緒に働いていくときに意識した方がいいことを書いていきたいと思います。自分が新人教育として密に関わったときに感じたことは、[考えていることが分からない]ということでした。そんななかで想像力を働かせ相手の立場に立ち一緒に考えていくことで自分の成長にも繋がると感じました。新人教育とはいいましたが、自分も一緒に育ててもらったように感じています。

新入社員は私たちが想像している以上にストレスを抱えているため心のケアにも注意を払ってあげる必要があるとおもいます。

①新入社員の特性を知る

先輩社員はまず新入社員の特性を覚えておくことが大切です。新入社員は常に不安がたくさんある状態です。自分が新人だったときにはどういう気持ちだったかどんなことが不安に感じていたか新入社員の立場に立って考えてみて下さい。
この、新入社員のときの気持ちを忘れてしまうと
「なんでそんなこと聞くの?!」
「そんなの知ってて当たり前でしょ。」
「簡単なことだから失敗するわけないじゃん」
などの声掛けになってしまう可能性があります。新入社員はその現場で新しく学ぶこともたくさんあります。同時に社会人としても新人なのです。仕事のことも社会のことも初めてのことだらけなんです。その、すべてが新しい環境のなかで本人は無意識のなかでもストレスを受けている状態です。少しずつストレスに強くなり成長していきます。
この、新入社員が成長していく過程出来なかったことが一つひとつ出来るようになっていく成長過程を見守ってください。

②出来たことにも注目する

出来ているのが当たり前になってしまうと、出来ないことがより目立って見えてしまいがちです。なんでも初めてのことは不安があったり慣れない手つきのため失敗したりします。自分もそうやって出来るようになったはずです。自分は回数をこなしているからスムーズにできるのであって、新入社員も少しずつ慣れてきたらそれぞれのやり方を身に着けて出来るようになります。出来るようになったことをスモールステップとして小さいことから褒めてあげてください。それが自信となって積み重なってきます。

③相談してよいことを伝える

新入社員は疑問に思ったことでも
「こんなこと聞いたらいけないかも…」
「今は忙しそうだしやめておこう」など質問するにも緊張している可能性があります。相談できず自分の判断でやってしまい失敗してからよりも相談してもらったほうがいいこともあるとおもいます。失敗から学ぶこともあるとおもうので時と場合によります。相談には報告がつきものでありそこで、本人がどのように捉えて考えているのか知ることが出来ます。その考え方や方法があっていればそれを伝えて肯定してあげることが本人の自身にも繋がります。違う部分があれば追加・修正してあげればよいです。

④ストレスを溜めず付き合っていくには?

お互い人間なのでいろんな感情があります。全ての関りが上手くいくとは限りません。一見、自分の考えと違っていても本人なりにいろいろと考えていると考えてみて下さい。伝わりにくい部分があっても、うまくまとめていられなかったりするので先輩として力を貸してあげれば今後その新人社員が成長したときが楽しみです。もちろん、自分の想像の範疇を超えてきて、どうしてそんなこと言っているのか理解できない。ということもあるかもしれません。そのときは、自分一人で抱え込まないようにしましょう。もし、怒りを持っているときには少し距離を置いて冷静になることも必要です。自分一人で関わっているのではなく、職場全体で育てていけるような環境があると最高ですね。

いろいろ書きましたが私が一番大切なのは新入社員に寄り添ってあげることだと思います。

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